ドラマストーリー解説・考察
SPEC(スペック)


ある日、ミショウに相談者が来た。近藤係長に連れられた古戸久子という女性で、昨夜、一年前に自殺した娘から「幹事に殺される。助けて」とのメールが届いたのだとのこと。古戸は自殺者遺族ネットワークの会長を務めている。

久子によると、娘の美智花は自殺サークル「パーフェエクト・スーサイド」に入っていて、一年前の10月30日に自殺すると言い、家を飛び出した。そしてその三日後、美智花の遺書と遺品が送られてきたが、死体は見つかっていないという。

この自殺サークルは、掟があり「死体をこの世に残さない」というもの。自殺志願者をネットで集め、7人に達した段階で、集まって6杯の毒物入り飲料、1杯の睡眠薬入り飲料を一斉に飲む。そして、睡眠薬入りを飲んだものが「幹事」となり、6人の死体の処理、遺品の郵送などを行い、再び自殺志願者を集めることになっているのだという。娘から届いたメールを見て、娘が生きていると思い、警察へやってきた。

当麻は瀬文、近藤、久子とともに捜査を始める。

パーフェクト・スーサイドで家族を失った遺族の元を訪ねて、遺品を預かってくる。それらを調べてみると、それぞれの遺品が捻じ曲がったような跡があった。久子は幹事と争った跡ではないかと推測する。


とある予備校では、地居が講師をしていた。
授業が終わると、清掃のアルバイトが入ってくる。そのアルバイトは志村美鈴であった。地居は美鈴を食事に誘うが、断られる。掃除が終わり、美鈴が教室の外に出ると、カギが落ちていた。それを拾おうと手を伸ばした瞬間、再び映像が美鈴の中に飛び込んでくる。そしてそのカギの持ち主が地居であることに気づいた、美鈴はカギを届けて去っていった。


当麻はパーフェクト・スーサイドの内部に入り込むことを考え、当麻、瀬文、近藤を自殺志願者として登録した。また同時に久子も登録したことが判明し、7人揃ったことで、連絡が来る。

当麻、瀬文、近藤、久子は共に指定された山奥の建物へ行く。そこには大型バイクに乗った2人の希望者と1人と幹事がいた。
そして、毒物入りの飲料が運ばれてきたとき、久子が幹事に掴みかかる。しかしそれはただの人形だった。
突如天井からガソリンが降ってくる。身の危険を感じた一同は外に逃げ出す。そこにはバイクで逃げていく幹事の姿があった。

当麻と瀬文は追いかけるも、バイクは崖から転落してしまう。

自殺したと思われた幹事だが、当麻はバイクのブレーキ痕があることを見つける。そしてこれが殺人で、その犯人が久子であることを確信する。


当麻は久子を呼び出し、真実を追究する。それは久子が念動力のSPECの持ち主で、その力を使って、遺品を捻じ曲げ、幹事のブレーキを破壊したという。バイクはハンドルの左右のブレーキが破壊されていたが、バイクのブレーキはハンドルは右側だだけで、残りは足についているのである。しかしバイクに乗ったことの無い久子はそのことを知らず、自転車と同様にハンドルにのみあると思っていたためバイクのハンドルの左右を破壊したのである。

そこに瀬文が現れ、幹事の身元を調べたところ、幹事は久子の娘の美智花であったことが判明したという。

激昴した久子は年動力で当麻を吹き飛ばし、瀬文の銃も跳ね飛ばした。絶体絶命であったが、瀬文が電源ケーブルを使って感電させ久子を取り押さえた。

そこへ突如として、津田率いる公安が入ってくる。当麻と瀬文は気絶させられ、久子が連れて行かれてしまう。


とある病院では、一(にのまえ)が受診しようとしていた。そして診察室に入るとそこには、海野がいた。

第4話のストーリー
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