SPEC(スペック)
最終話の終盤、野々村係長がニノマエの遺体に向かって手を合わせる場面がある。
それはちょうど、地居が当麻と対峙し銃撃した際の場面である。
そこで野々村係長は驚愕し、別の場面に切り替わるが、何に驚いているのかは描かれていない。
これは、地居の銃弾を跳ね返したのが、ニノマエであると仮定した場合の考察であるが、
ニノマエの能力は時間を止めるのではなく、加速して動くことができるというもの。
つまり、ニノマエは常人よりも早く年齢を重ねることができる。これは最終話で当麻がニノマエを毒の雪で追い詰めたことからも明らかである。
ということは、逆に言うと毒の回りが早い=回復も早いということになる。
ニノマエは地居の目の前で絶命したかに見えたが、あれはニノマエが加速したことにより心拍数が計れなくなっただけで、死んだわけではなかったのである。
ニノマエは回復するため時間を進めて、年をとり、復活した。だから野々村係長は驚いていたのである。
野々村係長は何を驚いていた?