ATARU

第1話のストーリー
 化学工場で爆発が起こり、従業員のベテラン技師・斉木靖男(いけだしん)が死亡した。捜査一課は、斉木の不注意による事故と判断するが、蛯名舞子(栗山千明)はその状況から事件性を疑い、捜査本部が立たないことが納得できず上司の沢俊一(北村一輝)たちを詰めていた。

 爆破現場の検証中、斉木の妻で同じ工場の事務員をしている郁(板谷由夏)が「あの人がそんな軽率なことをするはずがない」と舞子に訴えてきたことなど伝え再調査を主張したが、野崎(千原せいじ)は事故で処理するからと舞子を無視。そんな状況が納得出来ない舞子は退職届けを提出。係長の中津川(嶋田久作)は、沢を呼びつけ、責任を持って舞子を連れ戻すよう指示した。

 ある日、爆破現場を訪れた舞子は、そこでチョコザイ(中居正広)と名乗る謎の男と出会う。彼は「TTD45u30」「ひとつ台湾」などと意味不明の単語を次々発したかと思うと、その場で眠りに落ちてしまった。

 舞子が自宅に戻ると、父・達夫(利重剛)となぜか沢が一緒に出迎えた。沢は舞子に、有給消化ということにしてあるから、警察に戻れという。そんな言葉も無視するかのように、舞子は爆破現場の採取品を沢に見せ、「この中に台湾に関係する物はありますか」と尋ねた。沢が鑑識で調べて貰うと、舞子が集めてきた採取品のなかから、台湾製のネジが1本だけ見つかった。

 一方、舞子は、チョコザイが残した謎の言葉「TTD45u30」をインターネットで検索し、TTD45u30という型番の印刷機を発見した。これについても沢が調べた結果、印刷機「TTD45u30」を購入した印刷所は、東京で3件、大阪で6件だけだと判明する。

 翌日、二人はTTD45u30を購入した渡辺印刷所に話を聞きに行く。TTD45u30はかなり古い機種で、既に処分したということであった。

 舞子は次に訪れた印刷所で印刷機「TTD45u30」により文字を印刷してもらっていると、チョコザイが飲み干していたケチャップと同じケチャップがあることに気づく。舞子が従業員に聞き、そのケチャップを販売しているスーパーへ行くと、そこにはチョコザイがいた。チョコザイはケチャップの箱を指差し、「んー、んー、んー」とつぶやいていた。

 舞子がTTD45u30で印刷された問題の木箱の写真を見ていると、Dの文字だけ、上の部分がはみ出ていることに気づき、沢に電話して、Dの文字版を修理したり、取り替えた印刷所を探してもらうよう依頼する。

 チョコザイの言葉の意味を調べ、つなぎ合わせていくと、意外にも見逃していた真相らしきものにつながっていく。舞子はチョコザイに捜査のヒントをもらっていく。

 捜査の結果、舞子たちは渡辺印刷所にたどりつく。渡辺印刷所は、斉木靖男に契約を切られたため恨んでいた。そこで、あの日、社長は斉木靖男を工場へ呼び出し、自殺に見せかけて爆発死をさせたのだった。

 舞子は「チョコザイのおかげで事件が解決できた」と言い、母親が自殺した後父の達夫が建てたマンションにチョコザイを住まわせることにした。


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