ストロベリーナイト

第10話のストーリー
姫川玲子(竹内結子)は、左手首の持ち主と考えられる高岡賢一(石黒賢)の幼馴染に彼の写真を見てもらった。するとその幼馴染は、写真の人物が高岡でないと証言。

中林建設下請け、木下興業の建設現場での転落事故死には、借金で首の回らなくなった人間を建設作業員として現場に送り込み事故死させ、その保険金で借金を清算させるという闇社会の手口が見えてくる。


その後の調べから、木下興業の総務係長で保険金担当をしている戸部真樹夫(池田鉄洋)の行方が分からなくなっていることが判明。戸部は中林建設から出向しており、現在は母親の姓を名乗っているが、父は田嶋組初代組長、田嶋正勝。母親は田嶋の愛人だったホステスだ。

高岡も自分に保険金をかけていた。受取人は、内藤君江(南風佳子)と三島耕介(濱田岳)。君江は48歳、独身で小さな定食屋を経営している。三島に1000万の受け取りは分かるが、なぜ高岡は血縁でもない内藤君江を5000万円もの保険金の受取人としたのだろうか。

葉山則之(小出恵介)が行動を探っていると、君江は内藤雄太(森義洋)という20歳の青年を病院に見舞う。葉山がナースセンターで調べると、雄太は13年前の交通事故が原因で全身麻痺になっていた。母親は事故で死んだが、父親のことはただ死んだとしかわからない。そんな雄太を君江が13年前からずっと世話をしているという。13年前の新聞記事を読んだ玲子は、事故は父親の内藤和敏自らが引き起こしたもの で、本人は重傷となっていた。


玲子は捜査会議で、殺された高岡が内藤君江の弟ではないかと報告する。交通事故で重傷を負った内藤和敏は退院後、中林建設のビル工事現場で自殺していた。この時、和敏の死亡保険金が君江に支払われている。つまり、本物の高岡は自宅で自殺したのだが、死なれては困る中林建設が遺体を持ち出し、内藤和敏の自殺遺体に細工。内藤和敏は、高岡賢一となって土地売買の書類にサインをしたのだ、と。しかし、玲子の筋書きにはまだまだ証拠が足りなかった。それでも、日下守(遠藤憲一)たちの捜査もあり、中林建設が絡む一連の保険金詐欺容疑は固まりつつある。また、その詐欺に戸部と、左手首の持ち主である高岡が深く関わっていることはほぼ確実となった。

玲子たちの捜査をガンテツこと勝俣健作(武田鉄矢)が度々妨害するような行為をする。どうやらガンテツは田嶋組が絡む殺人事件の捜査をしているようだ。

そんな折、川から胴体が発見された。血液型、DNAは先に発見された左手首のものと一致したことで高岡のものと考えられる。しかし、胴体の写真を見ていた玲子は、高岡賢一は殺されてなく、彼こそが事件の犯人だと言い出した。


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