ストロベリーナイト

第5話のストーリー
姫川玲子(竹内結子)は、一連の不審死に元警部補の倉田修二(杉本哲太)が関与していることを確信。さらに倉田は恋人を殺害して服役中の息子、英樹(石黒英雄)が出所したら、彼をも殺そうとしているのではないかと危惧する。倉田の勤め先を訪ねた玲子は、英樹は自分が守ると宣言した。

玲子は今泉春男係長(高嶋政宏)に、一連の不審死を再捜査させて欲しいと頼む。このままでは倉田が英樹まで殺しかねないと迫る玲子に、今泉は証拠をつかんでくることを条件に了承する。

姫川班の必死の捜査にも関わらず、証拠は挙がらない。消沈する玲子を今泉は飲みに誘う。そこは、かつて今泉が倉田と飲みに来た場所だった。倉田の犯行を疑う今泉。玲子は倉田が英樹を殺して自分も死ぬことだけを目的に今を生きていると話す。

母親の遺言があるという玲子に、英樹が初めて面会に応じた。遺言とは今泉が倉田の亡き妻に聞いたもので、英樹の犯行にはよほどのことがあったに違いないというもの。母親は信じていたという玲子の訴えにも、英樹の反応は冷たかった。

次に玲子は英樹が殺害した恋人、嶋田彩香(皆川玲奈)の家を訪ねる。応対した母親の澄子(渡辺杉枝)は、最近になって気がついたと彩香の携帯電話を見せてくれた。そこには彩香の父親が勤める会社の社長息子・石澤琢斗からストーカーまがいの行為を受けているとのメールが残されていた。

彩香の友人からも石澤琢斗は彩香につきまとっていたとの証言も得た玲子は捜査一課に戻って班のメンバーに報告。その時、英樹の釈放が早まったとの報を受け、玲子は琢斗の捜査を班員に任せて少年刑務所へと急ぐ。

玲子が到着したのは、ちょうど英樹が出て来た時だった。倉田もやって来る。英樹は自分が連れ帰ると玲子が主張。しかし、英樹は倉田とともに帰ると刑務所を後にした。

2人を見送った玲子も刑務所を去る。駅に向かう玲子に菊田和男(西島秀俊)から連絡が入った。琢斗が彩香へのストーカー行為と暴行したことまで認めたと言うのだ。玲子はタクシーに乗り込み、倉田の自宅へと急ぐ。

玲子の到着は一足遅かった。すでに英樹は自殺してしまっていた。玲子は倉田に英樹の事件を調べたのかと迫る。そして、推測の域は出ないが琢斗に暴行された彩香が英樹に殺して欲しいと頼んだのではないかと訴えた。愕然とする倉田に、早く楽になろうと思うなと玲子は吐き捨てた。


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