JIN-仁-

第8話のストーリー
1867年(慶応3年)秋。天皇に政権を戻す、いわゆる「大政奉還」の実現に向け、坂本龍馬(内野聖陽)は日々奔走していた。その一方で、南方仁(大沢たかお)はそんな龍馬のことを気にかけつつも、岩の転移を抱えながらの出産を控え、『仁友堂』に入院してきた野風(中谷美紀)の身体を心配していた。橘咲(綾瀬はるか)も野風のため、産婆のもとへ足を運び、少しでも出産の手助けが出来るようにと努力の日々を過ごす。だが、橘恭太郎(小出恵介)は、幕府の上役(中原丈雄)に引き続き龍馬の動向を探るよう命ぜられていた。

そんなある日、野風のお腹の子が逆子であるとわかり、そのまま産むには危険な状態だと判明。仁は、『仁友堂』の面々に協力してもらいながら“整胎術”や“お灸”で逆子を戻そうと試みるのだが、野風の母体を第一に考え、ある決断を下そうとする。それは子どもを諦めることであった。しかしそれを感じた野風は、子どもを優先させるよう懇願する。迷う仁であったが、咲の言葉に押され、麻酔なしで帝王切開を行うことを決断する。

激痛の中手術に耐える野風。その甲斐あって無事子どもは生まれた。そして野風も一命を取り留めた。

一方龍馬は大政奉還のため奔走していた。そんな中仁はあることを思い出す。それは坂本龍馬は誕生日に暗殺されたという史実だった。それを伝えるべく勝海舟の元を訪れた仁は、そこで龍馬の大政奉還が実現したとの知らせを受けた。

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