JIN-仁-

第3話のストーリー
南方仁(大沢たかお)と橘咲(綾瀬はるか)は、皇女和宮(黒川智花)に献上した安道名津(あんドーナツ)に砒素を盛った疑いを掛けられ、毒殺未遂の容疑で牢屋敷に入れられてしまう。大牢に送られた仁は、牢名主(宇梶剛士)とその手下たちから、執拗なまでの仕打ちを受けることに。そして、次に仁を待ち受けていたのは、役人たちからの厳しい拷問であった。“天の裁きが下ったのだ”と、ついに死を覚悟する仁。そんな中、勝海舟(小日向文世)、坂本龍馬(内野聖陽)、橘恭太郎(小出恵介)は、新門辰五郎(中村敦夫)に協力を仰ぎ、仁を助け出そうと幕府に働きかける。

さらに、仁の逮捕を知らされた仁友堂の面々も大混乱。「こうなったのはすべて医学館のせい」と考える佐分利祐輔(桐谷健太)は、医学館出身の福田玄孝(佐藤二朗)を責め立てる。福田は、今回の一件についての御調べを任されている医学館の督事・多紀(相島一之)に、もう一度公正な御調べをするよう必死で懇願。しかし、そんな人々の願いも届かず、死罪が決まった仁は奉行所に送られてしまう。

奉行所で仁は奉行から無罪放免が言い渡される。何者かからの金品の差し入れと、多紀の再度の御調べの結果であった。ただし真犯人は分からないままだった。

仁は自分自身を助けるために奔走してくれた人々に礼を言って回った。多紀にはペニシリンの製造方法をも伝えた。しかしそれでも金品の差し入れをしてくれた人物が何者かは分からなかった。

そんな折、仁友堂を後にした野風が、外国人と共に現れた。なんと野風はその外国人と結婚するのだという。そして、仁のために大牢に金品の差し入れをしたのは野風であったことも伝えた。驚く仁であったが、野風は仁にもう自分は大丈夫なので、これからは自分の幸せを考えてくださいと伝える。

仁はその言葉を受けて、咲に一緒にならないかと伝えた。しかし咲はその申し出を断ってしまう。それは咲の優しさであった。
TOPに戻る