JIN-仁-

第2話のストーリー
“脚気に効く菓子”として、南方仁(大沢たかお)の考案した安道名津(あんドーナツ)が江戸で評判となったある日のこと。仁は、奥医師でもある西洋医学所の松本良順(奥田達士)から、「脚気の疑いがある皇女和宮(黒川智花)に、安道名津を献上してほしい」と頼まれる。あまりの光栄な出来事に、橘咲(綾瀬はるか)をはじめとする『仁友堂』の面々が大喜びする中、再び歴史を変えてしまうことに躊躇が生まれ、ひとり思い悩む仁。

そんな折、仁は、長屋を追い出され職を探している野風(中谷美紀)と再会する。野風を気遣い、『仁友堂』で働くことを勧める仁。経営難の『仁友堂』を切り盛りしている咲もまた、野風を快く招き入れるのだった。

後日、安道名津の献上を決めた仁は、咲を伴い“お忍び”で澤村田之助(吉沢悠)の芝居を見にやってきた和宮のもとを訪問。無事に献上を済ませた仁は、和宮が安道名津を美味しそうに食べる様子を見てホッとするのだが、それも束の間、和宮が突然その場で倒れてしまう。
良順から和宮が毒を盛られたことを知った仁は、和宮の治療をさせて欲しいと申し出る。しかし奥医師でなければ和宮の治療行為はできないと言われ、それならと、仁は良順に指示をしながら、良順に和宮の治療をしてもらうことにする。

的確な指示の元、無事和宮の治療は成功し落ちついた。しかし、仁と咲は和宮に毒を盛った罪で投獄されてしまう。牢獄に入れられた仁は、牢獄の長から金を要求される。当然そんな金は無く、仁は身包みをはがされ、拷問を受けてしまう。

一方その頃、仁友堂では仁が投獄されたという知らせが入り、弟子達は取り乱していた。そんな中不審な様子の福田玄孝に対して、橘恭太郎は何か知っているのではと問いただす。玄孝は多紀元の命令で、和宮に献上した安道名津に毒を盛ったことを白状する。

急ぎその事実を良順に伝える弟子であったが、良順は途方にくれた。なぜなら、仁の取調べがこれから行われるが、それを行うのは多紀元が属する医学館だったからである…。

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