BOSS 2ndシーズン

第2話のストーリー
大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に、連続殺人犯は沼田良美(釈由美子)だと告げた。良美は、絵里子のストーカーで、絵里子が憎んでいると思う人物を殺したというのだ。そして、ターゲットは、野立や「対策室」のメンバーに変わりつつあると説明した。

そんななか、絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)から、良美が木元真実(戸田恵梨香)と一緒だと聞き、真実に危険が及ぶと直感。案の定、絵里子にメールが届き、添付画像に、倉庫に寝かされた真実がいた。

対策室には、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らがいたが、手掛かりを探せないでいた。そんなとき、田所幸子(長谷川京子)が、良美のコートから残留物を発見。とある倉庫が浮上し、山村と岩井が急行する。そこへ、良美から電話が入った。逆探知で、移動中の良美の車の位置を突き止めると、片桐と花形が現場へと向かった。

絵里子は、良美の気を引くため、会話を続けていた。やがて、山村らが倉庫に到着。片桐らも、良美のものと思われる車を発見した。対策室で状況を追う野立は、突入を指示。が、その瞬間、絵里子はそれが罠だとひらめく。事実、仕掛けてあった爆弾が爆発。4人は無事だったが、良美も真実も発見できなかった。

状況報告を受けた絵里子は、良美に面会を申し出た。そして、その後、良美から電話があるが、出たのは野立だった。野立は、絵里子を指揮官から外したと通達。さらに、良美の逮捕を呼び掛けるための会見を開くことにした、と告げた。

絵里子は、大勢のマスコミが集まった会見場に良美が来ると確信、監視するが、警察官の制服姿で潜入している良美を見つけられない。そんななか、登壇した野立は、連続殺人による真実の監禁事件が解決した、と宣言。驚いた良美は、携帯を確認すると、真実は監禁状態のままだった。フェイクだと知った良美は、壇上の野立を狙撃するが、絵里子に妨害されてしまう。会場が騒然とするなか、絵里子は壇上のマイクを奪うと、必ずひとりで行くから自分と会ってくれ、と良美に呼びかけた。

対策室に戻った頃、良美から連絡があり、絵里子はひとりで指定されたオープンテラスのカフェへとやってくる。良美は、絵里子と同じ格好をし、絵里子の好きなケーキと紅茶を頼み待っていた。絵里子はそんな良美に語りはじめた。優秀だが上司に評価されず屈折してしまったこと、そんな境遇だったから華やかに見えた自分に憧れたのだろう、と同情するように話しかけた。そして、良美が嗚咽をもらすと、真実の居場所を教えるように、誘導しははじめた。と、良美は豹変したように笑い声を上げ、そんな手には乗らないと言い放つ。そして、携帯を見せると、表示してあった真実の心拍数がゼロになった――つまり、真実が死亡したと告げた。絵里子が信じないと言うと、良美は携帯を操作し、真実が動かずに横たわっている映像を掲げた。

すると、絵里子が袖に仕込んであったマイクに向かい、話しかけた。それを受けたのは、警視庁のコンピュータルームにいた黒原理香(成海璃子)で、暗証番号が照合され、真実の居場所がわかったと答えた。

それを聞き呆然とする良美に、絵里子は、事前に良美の携帯を自分のものとすり替えていたため、良美はコンピュータルームに通じる絵里子の携帯に、暗証番号を打ち込んだのだ、と説明。良美が、携帯までマネしてくれていて助かった、と明かした。

怒った良美は、絵里子に向かい拳銃を発砲。絵里子が倒れたのを確認すると、「今日から私が、大澤絵里子になる」と言い踵を返した。すると、絵里子がむくりと起き上がり、防弾チョッキに刺さった弾丸を見せた。

その後、救助され病院で手術を終えた真実を、絵里子が待っていた。よく頑張った、と労う絵里子に、真実は助けに来てくれると思っていた、と答えた。

後日、絵里子は、理香が保護観察中で、自分が面倒をみることになったと対策室のメンバーに告げた。

同じ頃、森岡博(大森南朋)は、「絵里子はまだ気づいていない、自分の手でやる」などと誰かと電話で話していた。

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