桐原伊織は新宮小学校で6年生を担任している。他の教師や保護者からの信頼は絶大であるが、徹底した現実主義者である。
そんな桐原であるがゆえに、塾の講師の依頼もきているようであるが、桐原にはそんな気はないようである。
しかしその際、「まだ8年前のことを気にしているんですか」と聞かれる場面がある。
その内容については不明であるが、何らかの出来事を通じて、今の桐原があることは間違いないと思われる。
【追記】
第7話で、桐原の過去が明らかになる。それは桐原が8年前担任していた時のこと。
当時桐原のクラスにはいじめがあった。いじめている男子と桐原は向き合おうとした。その結果、その児童は「俺は桐原に守られている。だからこれからももっといじめてやる」と言い、更にいじめはエスカレートしてしまった。そのためいじめられていた児童は自殺未遂を起こしてしまう。このことが桐原の現実主義者である本質の原因であったのである。
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