冬のサクラ

第6話のストーリー
 萌奈美(今井美樹)と金輪際会わないこと、萌奈美との記憶を抹消することを条件に、手術をして萌奈美を助けてやると、祐(草g剛)に迫る航一(高嶋政伸)。萌奈美のことを第一に考える祐は、萌奈美を助けてほしいと航一に頭を下げる。

 それからほどなく、萌奈美は航一の病院へ入院し、3日後に手術が行われることとなった。生きられるという希望を胸に抱きながらも、何か不安も拭いきれない萌奈美は、ふと祐の携帯を鳴らす。しかし、祐はぐっと堪えて、着信が途切れるのを待つのだった。

 その夜、祐が肇(佐藤健)のアパートへ帰ると、肇に衝撃的なことを聞かされる。肇は院内で話題になっている萌奈美の手術について、先輩医師達の噂話を耳にしたのだ。それによると、たとえ腫瘍を取り除けたとしても、記憶を失う可能性は高いという話で、記憶を失うリスクが低いと言った航一の説明とは全く違うものだった。しかもそのことは、萌奈美の手術を執刀する航一も承知の上らしい…と院内で噂になっていた。

 そんなある日、航一は肇に対しても見えない圧力をかけてきた。萌奈美の気持ちをただ大切に守ってあげたいと想う祐は、自分のしていることが肇に迷惑をかけていることに負い目を感じつつも、それでも萌奈美を助けたいと肇に吐露する。しかし、肇は「たまたま出会った人のために、俺の人生を邪魔されたくない!」と、祐に言い返す。少しの時間が経ち、あらためて向き合う祐と肇。どうしても萌奈美さんを放っておけないという祐は、航一の真意を確かめるために、航一に会いに行く決心をするのだった。

 航一と面会した祐は萌奈美に嘘をついたのかと問い詰める。しかし航一は警備員を呼び、つまみ出す。

 その夜、祐は萌奈美に直接伝えようとするが、警備員がいて入れてもらえなかった。そこへ肇が現れ、祐を裏口から入れてあげた。萌奈美に会った祐は事実を伝え、ここを出ようと誘う。萌奈美はそれに従った。

 しかし病室を出たところで航一に見つかってしまう。どこへ連れて行く気だと詰め寄る航一に、萌奈美は「もうあなたは信じられません」と言い、祐と二人で出て行く。航一は「後悔させてやるぞ…」とつぶやいた。

 病院の外でタクシーに乗り込む萌奈美と祐。そこへちょうど萌奈美の娘の琴音がお守りを渡そうと現れた。

 
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