冬のサクラ

第2話のストーリー
 萌奈美(今井美樹)の病状を知らされた祐(草g剛)は、萌奈美に会って伝えたいという思いに駆られ、駐在の中里(山崎樹範)の協力で、何とか電話で声を聞くことが出来た。だが、祐が会って欲しいと切り出すと、すぐ電話を切ってしまった萌奈美。そんなつれない態度をとられても、祐は一刻も早く会って、病気のことを伝えたいという想いだけで東京に向った。

 一方、記憶が戻った萌奈美は、東京の自宅で日常の生活に戻っていた。しかし、萌奈美をいたわることもなく冷たい態度で接する夫の航一(高嶋政伸)に、息の詰まるような孤独感を感じていた。さらに、突然襲ってくる頭痛、手の痺れ、目の奥の痛み…病魔は、確実に萌奈美の身体を蝕んでいるようだった。友人の理恵からは山形で何かいいことあったんじゃないかと聞かれる。

 突然、祐が上京してきて、驚きを隠せない弟の肇(佐藤健)と、その恋人の安奈(加藤ローサ)。肇は祐の話を聞いて、人妻である萌奈美に会うのはおかしいと一喝するが、祐の想いを察した安奈は、祐と一緒に萌奈美の家を探しに出かける。そしてほどなく、安奈の協力により祐は萌奈美に会うことが出来た。

 萌奈美の病状について伝える祐。しかしそれを聞いても萌奈美は淡々と帰っていった。

 しかし今までの自覚症状について考え、自分が脳腫瘍に侵されていることを知った萌奈美は航一に相談するため病院に向かった。しかし航一は嘘をついて萌奈美と会おうとしなかった。夫、娘、友人、全てから孤独を感じた萌奈美は祐に電話をかける。祐は新宿で夜行バスを待っていた。

 萌奈美は新宿へ向かうも祐とは入れ違いになってしまう。しかしその様子を肇は見ていた。

 航一は不倫相手と食事をしていた。そしてその相手は、萌奈美の友人の理恵だった…。

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