LADY〜最後の犯罪プロファイル〜

第6話のストーリー
初公判を迎え、裁判所へ護送中だった無差別通り魔事件の犯人が裁判所に着いた直後に逃走したとの連絡がCPSに入る。
逃走した殺人犯は一人を殺害、三人を切りつけた通り魔で、事件後に自ら出頭。取調べでは犯行を素直に認めたものの、自身の素性や動機は一切供述せず、氏名不詳のまま留置番号の38号で起訴されていた。

柘植(ユースケ・サンタマリア)の話では38号は逃走の際、護送していた警官の銃を奪って逃走。また事件を起こす可能性があり、CPSの面々に緊張感が広がる。

翔子(北川景子)や結城(木村多江)たちは38号が起した犯行のプロファイリングから38号の人格や性格を分析することで逃走の行動予測を行おうと、まずは通り魔事件の現場に赴くことにする。だが、新堀(平岡祐太)だけが目撃証言だけあればプロファイリング出来るとCPSに残る。

38号が通り魔事件を起した現場を訪れた翔子たちは事件が通り魔ではなく、38号が最初から死亡した一人の被害者に対し殺意を持って行った事件だったのではと判断。寺田(要 潤)は被害者のプロファイリングを、翔子と結城は38号の心の変化を探るために拘置所に捜査に向かう。
拘置所を訪れた翔子と結城は看守から弁護士以外誰とも面会していなかった38号が、逃亡の数日前にジャーナリストを名乗る日高恵美という女性との面談に応じていたことを聞かされ、着目する。

一方、CPSで目撃情報などから38号の行動予測を分析していた新堀は結城に報告せずに自ら捜査本部に行動予測を報告。予測したエリアに捜査員を集中的に向かわせるよう指示する。
ところが、新堀の予測が外れ、警備が手薄になっていた予測と違うエリアに38号が出現。38号にパトロール中の警官が撃たれてしまう。
事件を知った新堀は激しく動揺するが、そんな新堀を翔子は叱咤する。新堀は自分のミスを挽回しようと必死に分析を続け、自分で現場を探しに行く。

38号に襲われた男性を調べていたCPSはその男性が、以前殺人罪で服役していたことを知る。そして男性には妻と息子と娘がいたが、その後一家離散となっていることが判明した。そんな中、先日38号と面談したジャーナリストの日高恵美がCPSを訪れた。

日高恵美は、38号の姉だった。38号は本名を高井陽介といい、陽介が殺した男性は、実の父親だったというのである。姉弟は母親からも捨てたられ、その原因を作った父親を憎んでいた。あるとき、偶然見つけた父親を刺し殺した陽介だったが、恵美はちょうどその事件の直後、探していた母親を見つけた。そのためジャーナリストとして面談に行き、二人だけの暗号として母親が見つかったtことを伝えたのだった。目が見えない母親には氏名を黙秘しておけば、伝わることはないと思っていた陽介であったが、母親に会うために脱走を図ったのだった。

一方とあるビルの建築現場で、38号が奪ったとされる原付バイクを見つけた新堀は、柘植に電話をかけて応援を呼ぼうとする。しかし住所を告げようとした瞬間、銃声と共に新堀からの電話は切れてしまう。

心配するCPSのもとに新堀から連絡が入った。新堀から最後の伝言を聞いた翔子は、新堀が居場所を伝えようとしていたのではないかと推測する。そしてその分析の結果、ある場所が浮かび上がり、無事陽介は逮捕された。

陽介が護送される途中、恵美と母親が、陽介を見送っているのを見て、陽介は泣き崩れた。

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