LADY〜最後の犯罪プロファイル〜

第2話のストーリー
翔子(北川景子)がある所轄内で起こっていた連続わいせつ事件のプロファイリングを頼まれてもいないのに勝手に行い、翔子は寺田(要潤)や新堀(平岡祐太)らCPSのメンバーから顰蹙を買い、チーフの結城(木村多江)も翔子の行為で藤堂(小澤征悦)から注意を受ける。
だが、肝心の翔子は意に介する様子も見せず、CPSでは早くもチーム内に不協和音が生じる。
そんな中、柘植(ユースケ・サンタマリア)からCPSに協力要請がかかる。

事件は前夜に毒殺された女性・大友絵里(大村彩子)が赤いダッフルコートを着せられ、自宅のクローゼットで発見された事件で、1ヶ月前にも同様の手口で女性・西野久美子が殺されていた。
被害者は二人とも生前、同一人物と考えられる人間からのストーキング被害届を所轄に出しており、捜査本部では早くも同一のストーカーによる犯行と見ていたが、捜査はまだ被害者の共通点や共通の交友が見出せずにいた。

早速捜査に取り掛かろうとする翔子たち。だが、開始早々まず最初に現場に見たいという翔子に寺田が安置所の遺体を見るのが優先だと主張。
早くも意見が衝突するメンバーに結城はなんと一人ずつバラバラに捜査するよう指示。翔子は柘植と共に大友絵里の事件現場へ、寺田は安置所へ検死に。
新堀はCPS内で現状のデータ分析と各々バラバラに捜査を始める。事件現場に赴いた翔子は現場で被害者2人がストーカー被害の相談をしていたという所轄の刑事・徳山(塚地武雅)と会う。
現場で得た情報を元に分析を始めた翔子は被害者二人の髪型に注目。柘植に調べてもらうと被害者二人が同じ美容院に通っていたことが判明する。
翔子は美容院の従業員、顧客の中に犯人がいると考えるが捜査本部の調査の結果は怪しい人物はいないとのこと。

納得できない翔子は再度調査をするよう伝えるも聞き入れてもらえず、感情的になってしまう。

結城はバラバラに捜査していた3人からこれまでの報告を受けたところ、3人の情報を総合するとかなり犯人像が絞り込めることが判明した。
その結果を元に翔子たちは再び分析を進める。

一方、板橋署では再びストーカーの相談が寄せられてた。相談者は被害者が通っていた美容院のスタッフの女性であった。徳山は再び被害者を出さないよう守り抜く決意をする。

帰宅した翔子は妹に洋服のサイズが小さくて合わないと言われる。そのことである考えが閃いた。
それは被害者に死後無理やり着せられていた下着のサイズであった。犯人は被害者に洋服のプレゼントも行っており、その服はサイズがきちんと合っていた。しかし死後着せられていた下着やコートはサイズが小さかったのである。

このことから翔子は、犯人は被害者に犯人の死んだ妹を重ねていたのではないかと推測する。そして、被害者宅から見渡した結果、犯人像を完成させた。

捜査本部では徳山が重要参考人として事情聴取されていた。
匿名の通報と、徳山の車から被害者宅に残されたぬいぐるみが見つかったためである。しかし徳山は犯行を否認していた。

そこへ翔子たちが犯人象についての報告に来る。

犯人は被害者宅の前のビル2Fにあったヨガ教室に通う女性であるという。
そしてそのヨガ教室の名簿と、美容室のリストを照合した結果、一人の女性が浮かび上がった。それは徳山にストーカーの相談をしていた美容室のスタッフの女性・田宮清美(佐藤江梨子)であった。

田宮は5年前に妹を転落死で亡くしていた。両親がいない家庭で育った田宮は妹の母親代わりとして育てた。しかし妹はそんな田宮の気持ちとは裏腹に窮屈に感じるようになった。
妹を失うことを恐れた田宮は妹を転落に見せかけて橋から突き落としたのである。

その経験が田宮の妄想の原因になっていたのである。


事件は無事解決した。
柘植は徳山に挨拶をして板橋署を後にする。そのとき電話がなった。
「はい。柘植です。大丈夫です。結城には気付かれていません。」


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