外交官・黒田康作

第4話のストーリー
黒田康作(織田裕二)が、霜村毅(香川照之)の行方を調査する中で、ついに新たな殺人事件が起きてしまう。霜村の娘、瑠衣(夏帆)の先輩、君島祐太朗(西島隆弘)を脅していた柏田勉(八神蓮)が何者かに殺されたのだ。殺害後の現場に居合わせた黒田と大垣利香子(柴咲コウ)は、それぞれの部所でますます問題視されてしまう。

黒田は観上祥子(草刈民代)から来日するアリトリアの王女、サラ(ジェーニャ)のアテンドを命じられ、利香子は柏田事件やこれまでの捜査から外されてしまった。 実は、黒田とサラは知り合いだった。かつて黒田が手がけたアリトリアでの邦人誘拐事件の被害者の中に、公にはされていないがサラも含まれていたのだ。

当時から奔放な王女だったサラは、今も変化はない様子。来日式典はつつがなく行われたが、その後の予定をサラはキャンセル。そんな時、フリーライターの佐々木藍子(片瀬那奈)が黒田に霜村に関連する事件の取材を申し込んで来た。断る黒田に、藍子は何かをつかんでいる含みを残して去って行く。

次の日、黒田はサラが勝手にホテルから抜け出したとの連絡を受ける。ホテルに急ぐ黒田の携帯に、生花店のアルバイト店員から霜村を運んだと連絡が入った。身動きの取れない黒田は、利香子に霜村の追跡を依頼する。

利香子が黒田に指示された場所に向うと、霜村を発見。後を追うのだが、悠木圭一(萩原聖人)とぶつかり見失ってしまった。
一方、黒田はサラから逃げ出した理由を聞く。サラは、アリトリアが日本と進める発電所建設に反対していた。この日は、建設のための調印が行われる懇談会が用意されていたのだ。折しもアリトリアは、残り数時間で発電所計画に反対する新政権が発足しようとしていた。つまり、そこまで調印を延ばせば建設計画を反故に出来る。黒田も調印を急ぐ日本の建設計画に疑問を持っていた。西園寺守(田中圭)に頼んで建設計画の資料を取り寄せると、明らかに問題点の多いものとなっていた。

利香子が警察署に戻ると、瑠衣と祐太朗が任意聴取に来ていた。瑠衣を送ることになった利香子は、実家に連れて行く。そこで利香子は、瑠衣から霜村が関与する事件をちゃんと調べて欲しいと頼まれる。

再び警察署に戻った利香子は、出入りの禁止されている捜査会議室へ。新たに整理されたホワイトボードの事件概要をメモしていると新居田一彦管理官(田中哲司)が現れた。新居田は、柏田の爪から採取した皮膚のDNAが霜村とは一致しなかったと利香子に告げる。その時、新居田に黒田とサラの目撃情報が寄せられたと連絡が入った。

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