外交官・黒田康作

第3話のストーリー
黒田康作(織田裕二)は、メキシコ大使館で大垣利香子(柴咲コウ)が偶然にも本人を目撃した事から霜村毅(香川照之)生存の可能性を強める。黒田は、外務副大臣の特権を利用したメキシコ大使館への調査依頼を観上祥子(草刈民代)に頼むのだが、利香子の目撃だけでは動けないと断られてしまった。

瑠衣(夏帆)の家を訪ねた利香子は、君島祐太朗(西島隆弘)の写った写真を見つける。祐太朗は瑠衣のひとつ先輩で、中学、高校と同じ学校に通っていた。そんな時、瑠衣の携帯メールが着信。差出人不明のメールは、霜村の事件をほのめかすなど不審なもの。アメリカから帰国後に届くようになったと言う瑠衣はメールだけではなく、街中で時々誰かの視線を感じると利香子に打ち明ける。
瑠衣の家を出た利香子は、黒田に会いに行く。黒田は、ホテルの一室で近くにあるメキシコ大使館の人の出入りを監視していた。利香子は黒田に、霜村が生きていることを瑠衣に教えたいと頼む。了承した黒田は、生きている可能性があるとだけ伝えても良いと答えた。
その日も祐太朗は、金を持ってくるよう柏田勉(八神蓮)に電話で脅されていた。金の用意が出来たと言って電話を切る祐太朗の隣には霜村とエルナンド(ダリオ)がいる。霜村は、祐太朗に心配しなくて良いと告げた。

利香子に佐々木藍子(片瀬那奈)が接近。藍子は外務省の黒田が殺人事件を調査していることを取材しているらしい。黒田のことは詳しく知らないと答える利香子。すると藍子は11年前のメキシコ日本大使館たてこもり事件の時、黒田の判断ミスで人が亡くなったのだと利香子に教える。

その夜、瑠衣が利香子との旅行用の荷物をカバンに詰めていると、玄関から何者かが侵入。瑠衣は、口をふさがれてしまい連れ去られる。
同じ頃、ホテルで監視ビデオを確認していた黒田は、不審な車の動きに気づく。すぐさま利香子に電話して瑠衣に連絡を取るように告げる。だが、瑠衣はすでに利香子の電話に出なくなっていた。利香子と黒田は合流して瑠衣の住む団地へ。だが、瑠衣の姿はない。瑠衣の携帯電話を見つけた黒田は、1件の不審メールを確認して緊急事態だと告げる。
不審メールの発信者を突き止めた黒田と利香子は、その人物、柏田のアパートへと向う。タクシーを降りた黒田は、アパートから出てくる霜村を発見。後を追うのだが、見失ってしまう。そんな黒田にアパートの室内を確認した利香子が慌てた様子で声をかける。柏田は、殺されていた。

翌日、黒田は佃署で柏田発見時の様子を話すことに。そこで、ついに警察に霜村の生存を伝えることになってしまう。黒田は利香子に、霜村は殺人をするために日本に戻ったのだとは思わなかったと告げる。黒田たちの話を受け、新居田一彦管理官(田中哲司)は、大学教授殺人事件の再捜査を部下たちに命令する。
黒田は祥子に呼び出され、しばらくおとなしくしているよう命じられてしまう。そして、来日するアリトリア王国の王女、サラ(ジェーニャ)をアテンドすることになった。
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