CONTROL〜犯罪心理捜査〜

第7話のストーリー
瀬川里央(松下奈緒)が、南雲準(藤木直人)に頼まれ犯罪心理学の実験で犯人役を演じていた。直後、携帯に刺殺事件の知らせが入った。

被害者の女子大生・須藤由里子の自宅へやってきた里央。由里子はリビングで刺殺されていて、ノートを返しに来た友人に発見されたのだった。表に出ると、杉浦幸造(泉谷しげる)と岩崎幹也(北村有起哉)の前に町内会長の山田忠雄(二瓶鮫一)が来ていた。山田から由里子の両親は海外赴任中で、近くの身寄りは従兄弟の青柳秀一(水橋研二)だけだと聞く。連絡を受け、駆けつけた青柳は激しいショックを受けていた。

聞き込みの結果、主婦3人の証言から犯行推定時間である夕方に由里子の家のドアチャイムを鳴らす男がいたことが判明。その男はダークブルーの作業着に、黄色い工具箱を提げていたという。同じく、サラリーマンも作業着を着た男が家から出てくる姿を目撃していた。さらに山田も夕方に橋の上にいた作業着を着た男を遠目に目撃したと証言する。

由里子の携帯電話を調べた結果、同じ作業着を着た由里子の写真が見つかった。調べた結果、それは電器量販店の作業着だった。店を訪ねると、由里子がバイトをしていた時期に中尾裕紀(中尾明慶)と親しくしていて、事件当日、中尾が風邪で店を休んでいたことがわかった。そして、現場の野次馬の写真に中尾の姿もみつかった。

様々な条件がそろい中尾の犯人説が高まる中、1人首をかしげる南雲。そんな中、由里子の葬儀が行われ、中尾がやってきた。山田はその姿を見るなり作業服の男が中尾であったと杉浦に証言する。

任意同行で中尾の取調べを行うも、本人は当日は風邪をひいて薬を買って、自宅で眠っていたとして、やっていないと否認する。しかし目撃証言や状況証拠から考えて中尾が犯人で間違いないと判断した小坂橋たちは徹底的に自白させようとやっきになる。しかし南雲は目撃証言、状況証拠が整いすぎていることに違和感を感じ、再度調べようと言う。


里央と南雲は中尾が休み、薬を買いに行ったという薬局へ赴いた。そこはいとこの青柳が勤める薬局であった。青柳は事件当日の13時頃に中尾が薬を買いに来たことを覚えていた。

一方、再度目撃現場で山田に作業着を着た里央を確認してもらったところ、あの犯人と同じだと言い、その顔までは見ていなかったことを認めた。しかし犯人についての手がかりは何もないままであった。

由里子のアルバムを見ていた里央は、途中に写真が剥がされた跡を見つける。それを調べたところ、由里子の子供の頃の仮想大会の写真がはさんであり、そこに一緒に写っていたのは青柳だったのである。

不審に思った里央は、事件当日中尾の購入した薬の成分を調べた。そこには医師の処方が無ければならない睡眠薬が混入していたことが判明した。

青柳を取り調べたところ、由里子の殺害を認めた。それは子供の頃から由里子が好きだった青柳の嫉妬からの犯行であったのである。


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