CONTROL〜犯罪心理捜査〜

第5話のストーリー
瀬川里央(松下奈緒)は、とある一軒家に忍び込んだ宮田健吾(尾上寛之)を追って家に入る。直後、宮田が悲鳴をあげて2階の寝室から飛び出してきた。里央が駆けつけると、部屋には女性の死体があった。

被害者は高校教師の窪塚正義(二階堂智)の妻・倫子で、捕まった宮田は窃盗目的でたまたま忍び込んだ家で死体を見つけたと供述。里央は、足取りから宮田は最初から窪塚家を目的にしていたことや1階を物色せずまっすぐ寝室に向かっていたことをあげ、供述がウソであると訴えるが、証拠がないと岩崎幹也(北村有起哉)は聞き入れようとしない。

そんな中、連絡を受けた正義が遺体確認に警察へやってきた。妻の死体を前に頭を抱えて座り込んでしまった正義だが、その後の事情聴取で倫子が不倫していたことを話す。相手は知らないという正義に杉浦幸造(泉谷しげる)は宮田の写真を見せるが、知らないとの答えだった。事情聴取の一部始終を窓越しに見ていた南雲準(藤木直人)は、部屋から出てきた正義にボクシングの経験があるかと質問をぶつけた。戸惑いながら答える正義。

翌日、里央が南雲の研究室を訪れると小板橋正次(勝村政信)がいた。小板橋から見解を求められた南雲は、取調べ中の宮田と正義は質問に対しての答えをあらかじめ準備していたと指摘。そして宮田と正義がそれぞれ相手を交換して殺人を犯す契約だったはずが予想外の展開が起こっていると話す。

交換殺人である確証も得られず、捜査に進展がないまま1週間が経過した。吾妻政則(原田泰造)の税務報告書を調べていた里央と南雲は多額の金を支払っている会社を見つけた。そこはホームページを管理する会社で、里央の捜査により吾妻がかつて完全犯罪の実行法を教えるホームぺージを開いていたことがわかった。このサイトで宮田と正義が知り合っている可能性もあり、里央と南雲は吾妻に会うことにする。

吾妻の妻・ユミカ(初音映莉子)も入れ4人で食事するが、南雲は食事もそこそこに吾妻にサイトことを切り出した。吾妻は南雲がサイトにたどりつくと予想していたと言い、仮に宮田と正義がサイトの会員だったとしても自分がその交換殺人に関わっている証拠はないと言い切った。さらに今まであらゆる場面で負けてきた自分の気分を一度南雲に味あわせたいと言葉を残す。

数日後、ふとしたことから交換殺人が2人ではなく、吾妻も入れた3人で行われたのではないかと推理した南雲は、すぐに里央に連絡。里央はちょうど警察から釈放された宮田の後をつけることに。南雲も合流するが、ネットカフェに入った宮田は南雲の目を盗み、姿を消した。残されたメールには吾妻からの今夜実行の文字が。慌てて里央に報告。里央は捜査課に連絡のうえ、吾妻の家に向かう。

家に着くとユミカの悲鳴と銃声が響いた。2人が部屋にかけつけると、宮田は防犯対策でユミカが持っていた猟銃で撃たれたあとだった。吾妻が部屋にやってくると、南雲は交換殺人が3人で行われたことや、吾妻が借金返済の保険金目当てでユミカを殺そうと企てていたことまですべて解明したと話す。愛する夫に殺されそうになっていたことにがく然とするユミカだが、それでもまだユミカの愛を信用しようとしない吾妻の言葉に里央はつかみかかった。里央が駆けつけた寺西景(横山裕)に抑えられている間、吾妻は岩崎らによって連行されるが、直後、ユミカが泣きながら吾妻を撃った。倒れた吾妻に騒然とする現場。里央は驚きつつも泣き崩れているユミカを支えた。

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