CONTROL〜犯罪心理捜査〜

第2話のストーリー
瀬川里央(松下奈緒)は、心理学教授の南雲準(藤木直人)を迎えに稜南大学へやってきた。講義終了後、2人は大学の3階女子トイレでテレビのコメンテーターとしても活躍している教授の梶間久美(とよた真帆)が殺害された現場に遭遇。やがて捜査課の面々も現場である大学に到着するが、南雲はすでに第一発見者である大学院生の藤田綾子(加藤真弓)と接触を持っていた。南雲が寺西景(横山裕)と共に綾子の話を聞いていると、博士研究員の平山美鈴(田畑智子)がやってきた。綾子を気遣う美鈴。

捜査課での捜査会議を分室から眺めるだけの里央。梶間は鋭利な刃物で7箇所も刺されていて、犯人は相当な返り血を浴びているはずにもかかわらず目撃者が1人もいないことに首をかしげる捜査課の面々。そんな中、1カ月前からインターネットの掲示板に梶間の殺人予告ともとれる文章が書き込まれていたことがわかった。

一方、南雲は梶間が出した本を読破していた。内容が似ていることや1年間で13冊も出版していることを批判する南雲の話を聞き流す里央。やがて書き込みをしていたのが小柳保(柄本佑)であることがわかり、任意同行を求め岩崎幹也(北村有起哉)と江藤真人(与座嘉秋)らが部屋に向かった。

小柳は素直に任意同行に応じ、取調べで犯行を自供。しかし取調べの様子を録画した映像を見た南雲は、小柳の動きから供述がウソであると判断。犯人は別にいると告げる。その夜、南雲は里央と共に梶間の通夜に参列した。南雲は美鈴をみつけると小柳の身柄を拘束したことを告げ反応を確かめる。さらに美鈴と婚約者の関係がギクシャクしているのも感じ取っていた。

翌日、大学へ行き近くのコンビニに監視カメラがあることを発見した里央。その映像から小柳が返り血をまったく浴びていない状態で走り去っていたのがわかった。その一方で梶間の爪に残っていた皮膚片のDNAが小柳と一致。里央は小柳に、梶間を襲ったものの抵抗されて逃げただろうと確認するが、やはり自分がやったの1点張りだ。美鈴を訪ねた里央と南雲。南雲は、小柳の状況を話し、さらに美鈴が梶間の本を代筆していたことを言い当てて再び反応を見る。その夜、寺西の発言と香坂美奈(臼田あさ美)がコンビニの防犯カメラの映像に宅配便を送る美鈴の姿を発見したことで、何かに気付いた里央は美鈴のマンションに向かった。駆けつけた寺西と共にマンションのごみ収集所を必死に探す里央。

翌日、再び美鈴を訪ね自供を促す南雲。それでもなお頑なな態度の美鈴だったが、里央と寺西がゴミから発見した返り血を浴びた白衣を差し出すと肩を落とし殺害を認めた。研究の実績も婚約者も奪われたあげく罵倒された矢先、小柳に襲われた直後の現場に行った美鈴はとっさに梶間を殺してしまったのだ。小柳は自分と同じように罵倒されていた美鈴に共鳴し、かばっていたのだった。里央は小柳に世間から認められない孤独な人はたくさんいるが人は殺さないと告げると、殺人未遂で逮捕した。
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