大井町署に勤務する刑事・瀬川里央(松下奈緒)は、1カ月追い続けた犯人を発見。追いかけた先で犯人の放った銃弾に倒れる━━━。
2カ月後、里央は復帰と同時に警視庁凶行犯捜査課に異動になる。登庁すると同期で凶行犯捜査課の寺西景(横山裕)と話しかけてくるが、すぐに通り魔事件発生の知らせが入り、挨拶ができないまま岩崎幹也(北村有起哉)、江藤真人(与座嘉秋)ら捜査員たちは飛び出して行った。残った課長の小板橋正次(勝村政信)と杉浦幸造(泉谷しげる)に、里央は自分が“分室”の室長で、共に働くことになる人物を迎えに行くように指示された。
稜南大学にやってきた里央。迎えにきたのは、心理学教授の南雲準(藤木直人)だった。南雲は警視庁の知り合いから手に入れたという、里央が撃たれた時の映像を題材に人間の行動心理について講義をしていた。
2人が戻ると捜査課では通り魔事件の被害者の身元がわからず捜査員が頭を抱えていた。やがて被害者が楠田芳樹(篠田光亮)であることがわかり、両親の遺体確認をしてもらうことになるが、なぜか南雲が同席。打ちひしがれる両親を前に平然と雑談をする南雲に怒りを露わにする里央。さらに南雲は鑑識室に向かい、鑑識課課長の木下由紀夫(佐藤二朗)と、写真班の香坂美奈(臼田あさ美)から芳樹を含め3件起きている連続通り魔殺人事件の凶器や死因について詳しく聞く。捜査員の地道な捜査で被害者3人は振り込め詐欺グループの仲間で、最近、金の取り分について揉めていたことがわかった。捜査課は行方不明のリーダーの捜索に入るが、南雲は里央にある人物に会いたいと言い出した…。
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